テーマ別ドラフト掲示板 : 日本最大級、野球のドラフトについて語る情報交換掲示板!
【テーマ別ドラフト掲示板TOPページ】   最後のレス   1-   最新30  

NO.12900103

12球団ドラフトを客観的基準に検証するスレ2

0 名前:匿名さん:2012/10/13 00:06
実は昨年も行っておりましたが、ドラフトを客観的基準や結果・視点より検証する企画を行いたいと思います。
以前、蔵さんも提唱されておられましたが、
ドラフトは語り手の主観的な意見や法則論に基づくものが大半で、
結果よりプロセスやドラフト獲得時の評価のみが重視されたり、
抽象的な意見や稀な成功例が法則化されたりなど、
言うなれば「都市伝説」みたいなことも平然と存在します。
普通、ビジネス等では当たり前ではあるのですが、
「公平な結果から分析を行い、傾向・対策や取るべき作戦を考える」という、いわゆる実証主義的な観点が明らかに欠けています。
そこで、客観的な要素を設けて12球団のドラフトを分析し、
真の正論や法則論を導き出すことを最終目標として進めて参ります。
1 名前:匿名さん:2012/10/13 00:07
①まず、対象となるドラフトの基準を決める必要があります。
なお、以下出てくる年齢はすべて学年年齢で行います。
今回は選手の出身ジャンルを6つのジャンルを分けます。「高卒投手」「高卒野手」「大社投手」「大社野手」「25投手」「25野手」。
「高卒」はその名の通り、高校卒業後そのままプロ入りした選手。高卒のプロ入り1年目の年齢は19歳。
「大社」は、大学・社会人・独立リーグ等で高卒後アマ経験5年以下の選手。大学生は浪人はあれど普通は同23歳です。最短は同22歳ですが、しかし、社会人・独立リーグ等はバラバラですので、今回は大学生も含めこのジャンルは年齢ベースで一括りにし、大学生と前後になる同22~24歳の選手を同じ大社とします。
「25」は大学・社会人・独立リーグ等で高卒後アマ経験6年以上の選手。同25歳以上となることから命名しております。大卒社会人、高卒社会人・独立リーグ6年以上などの選手が対象となります。
各球団の育成能力等を図る上で、こういう基準の方が既存の枠組みより公平だと思います。それを野手・投手で分けました。
高卒は17年以内、大社を13年以内、25を11年内とし、ケースA(ベテラン)、ケースB(中堅)、ケースC(若手)と区切ってそれぞれにノルマを別途設け、1年ずつ逆登りながらそれをチェックしていきます。

②採点基準と致しましては前回同様、小関順二氏の著書より「成功選手」「予備軍」、そしてその中間にオリジナルで「準成功」を設けます。「成功選手」は設定したノルマを達成した選手で「チームを中心で支えた選手」、「準成功」は「成功選手まで届かないが一歩手前」、もしくは「成功選手のノルマ達成寸前の選手」、「予備軍」は「守備固め等のサブ役で長年チームを支えた選手」「成功選手になる可能性を見込まれる選手」となります。

③前回、成功選手の生涯成績基準を「70勝」と「910安打」としました。「100勝・1000本安打」2割程度ダウンした所を中心に、後述しますが投手・野手のバランスを合わせたものですが、これは少し厳し過ぎました。そのせいで成功選手+準成功+予備軍でも、各チームで1年に平均一人いない状況になり、これでは真のドラフト分析ではないということで、今回はここから2割弱下げます。

④ ①と②から1年間の成績で10勝=規定打席3割とすると、だいたい1勝=13安打と計算となります。ただ、統一球後は同=規定打席2割8分くらいになり、同=12安打となります。
また、捕手はその役割の重さからノルマを2割程度ダウン。そして、安打数のみだと1・2番打者が有利になるので、長距離打者を救うため、本塁打の基準も作りました。
投手とのレートは1勝=2.5本。ただし、統一球後は1勝=1.65本。
また、中継ぎ投手に関しては、入団時から登板回数が多い代わりに、ベテランになると消耗で減る傾向にあることを考慮し、ケースごとに比率を変えました(1勝=5.5~6.5試合)。

⑤上記の対象の終了となるのが35歳ですが、その後の活躍も視野については36歳以上の現役選手で予備軍のノルマすら達成していない選手は現在ほとんどおらず、仮にそれ以降に成績上昇してもそれはチーム事情であり、ドラフトで指名した意味とは関係ないと思うので、35歳までの成績で打ち切ってよいと思います。

⑥準成功選手は成功選手より2割下げた基準にします。また後述のケースAについては、予備軍にも4割下げて基準を設けます(この時期まで残っていた選手は、守備固め等の成績に表れない効果を持っている可能性があるため)。

<< 前のページ 1 2 3 4 次のページ >>



必須